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神様よりもイチローのほうが神そして佐藤秀峰

まんがについて。

出版社に頼らない漫画制作を——「新ブラックジャックによろしく」作者自らWeb配信

ついに来たか、というニュース。佐藤秀峰は漫画史に残るだろう。
売れっ子漫画家から、出版社を通さずに販売する人が出た。というニュースだ。

漫画の抱える問題として、「本が安すぎる」というのと「印税が低すぎる」というのがある。
文章を創造できるだけで書ける小説と比べて、絵も描く必要のある漫画の印税が同じ、というのは絶対におかしい。絶対にだ。作家よりも漫画家のほうがクリエイティビティを必要としている。多大な時間と労力を費やしてコミックス一冊発売して、一冊ごとにその10%、約40円なんて安すぎる。
レコード会社と同じく、出版社がピンハネできる時代は終わる。
漫画も文章も音楽も、媒体に価値はなく、中身に価値があるからだ。
制作者と読者の間に出版社という謎の組織が入っている必要はまったくない。
これからはどんどん漫画の発行部数は減り、その代わり値段は上がる。
お金があって媒体に価値を見出す人だけが「本」という形で漫画を集めて、貧乏な人はパソコンで読む。というのが加速する。本で漫画を読むのは富裕層の嗜みになる。
流行のエコの観点から見ても、それが自然だ。少ないエネルギーでコンテンツを提供できる。
でも漫画とか文芸がジャンルとして衰退するのかというとそんなことはなくて、むしろ発表の場が増えてさらに発展する。縮小するのは出版業界だけだ。
ネットのおかげで文章を発表する人が増えたのと同じだ。
人を集める文章が書ければそれが価値になる。漫画も同様に、発表までに出版社を通す必要がなくなって、面白いものを作れればすぐに価値になる。

「読書料金は旧作は1話あたり10円、新作は1話あたり30円を予定しています
とのことだ。
via 漫画『新ブラックジャックによろしく』作者が “出版社脱出計画” を掲載
これに満足できる人は払えばいい。
1話が10円ということはコミックス一冊分だと100円だ。ブックオフだ。
システム作りを誰かに頼んだとして、70-80%くらいは作者が得られるのではないか。出版社を通すよりも大分いい。
保存に場所をとらない、とか劣化しない、とかも利点ではあるけど大したことではない。
問題は中身、中身が99%だ。コンテンツがすべて。今でも手塚も赤塚も読まれている。
「ブラックジャックによろしく」も「海猿」も超おもしれーので、大丈夫だ。
僕はこの値段なら十分払っていいと思う。

てことで将来はネットで全ての漫画が読めるようになる。
セリフ部分もデジタル処理できて、翻訳作業も大分手間がはぶけるんじゃないか。
今だってネットではジャンプ発売した次の週には、英訳されたジャンプが読める。
つーことは漫画家は言葉の壁を超えていきなり世界に発表することもできるようになる。
英語できる人を一人雇えばいいだけだ。

オレがジジイになるころの、漫画業界はきっと明るい。幸せだ。
パソコンで漫画作る人も増えて、1話を作るのにかかる時間も短縮されて、一人の作者が一生に生み出せる作品の数も増えるかもしれない。よっしゃああああ

とりあえず佐藤秀峰さんのホームページ。日記で赤裸々に漫画家の収入事情が公開されてる。以下引用

「えー…大それたことですが、漫画と言う文化を10年後に残すために、何ができるかと言うことを考え始めた訳ですね。」

リスクを持って動く人の言葉は、届く。

サイトのプロフィール漫画がすごいことになってる。生々しく、かっこいい。

さっき学校帰り、ショッピングセンターの駐車場でうろうろしてる犬がいて、拾った。
どうしたもんかと思ってたら女の子二人が声かけてくれて、一緒にその子たちの車で警察まで届けに行った。
おまわりさんに渡したら、迷い犬の検索かけてくれて、たぶん飼い主が見つかった。
警察のヤロウもたまにはやるじゃねえか。
僕はホームレスは多分助けないけど、犬は助ける。結構頑張ってでも助ける。差別だ。
平均的な人間よりも、平均的な犬の方が大分ましだからだ。比べるに値しない。


今日のヒロは晴れPhotoだ。これならアロハ!って言ってもいい。










この街は連続34日間雨が降っている。もちろんずっと降ってる訳じゃなくて、一日一回以上降雨がある日が続いているということだ。今日は朝だけ降って日中は晴れてる。この日中晴れてるという状況が久しぶりだ。
金子誠の連続安打とどっちが先に途切れるかが見ものだ。
金子選手について調べて、妙に詳しくなってしまった。ファンではない。

 

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コメント

トラバ&エントリ取り上げていただきありがとうございます、出版、レコード会社ともインターネットというインフラが存在しなかった時代の感覚でビジネス規模や自分達の存在価値を維持しようとするとまったく無理な時代になっていくのだろうな…と推測してます。

ただマスコミ広告に関しても、ネット時代においては無駄な側面も多く見出せるが、まったくすべてがネット広告に対して劣っているわけでもないので、その辺の実情をあとはいかに受け入れていくかが問題になるのでしょうね。

投稿: ささき | 2009年4月17日 (金) 21時49分

新聞社含む出版業界は、いかに今までの感覚から逃れて新しい生き残りの道を見つけられるかが勝負ですね。ビジネスの規模を小さくしなければならないのは最早自明の理ですので。
衰退ではなく必要な変化だ、ということを
上手に受け入れられるところは先があるかもしれません。

広告に関しては、広告をうちたい側と、人を集められるコンテンツを作れる側との距離が近づいていくのかな、と思います。

投稿: goki | 2009年4月17日 (金) 23時57分

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